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2017/12/04 13:39:57 ブログカテゴリ 日記 | 書庫 全般
都の日暮れ 577

倉田洋平と野中は長い間待ち合い室で病院からの呼び出しを待っていた。その日の夜遅く緊急治療室から連絡があり洋平が医師に会いに行った。別室で二人の医師から洋八の病状の説明を受けた。洋八はかなり重体でまだ完全に意識は回復してはいないといい、かなりの検査の結果、大動脈剥離の所見があり明日にも緊急手術をすることになったと言った。また十二指腸にも異常があり、経過を見ながら手術をすると言った。医師は大動脈剥離の手術には大学病院から専門医が来る予定になっているがここ一週間が山場だろうと言った。ようするにこの一週間以内に意識が戻らない場合は回復の望みが薄いということだった。洋平は最近、母親を亡くし、患者と私だけになってしまっている。先生、何とか助けて下さいと床下に座り涙を流しながら頭を何度も下げていた。
つづく


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