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2017/08/31 14:07:47 ブログカテゴリ 日記 | 書庫 全般
都の日暮れ 504
倉田洋平の推測はどこまで事実だったかは分からない。野中は洋平に、宮沢智恵子が洋平を岩場に突き落とす計画をたてていたとは私は思わない。何故なら洋平は宮沢智恵子には寛大であり智恵子の母親に対しても十分やってあげたではないか。ただ釧路の尻羽岬で智恵子が岩場で血まみれになって発見されたのは事実である。智恵子が誤って転落したのではないだろうか。妹の奈津子は姉に代わって洋平に会う積もりでいた。何かがあって釧路に呼び戻されたと考えるべきだよ洋平と言った。洋平はビールを飲みながら珍しく泣いていた。洋平にとっては例え奈津子が姉の智恵子は岩場に突き落としたにしても幸運にも智恵子は助かった。しかし、智恵子は野中の云うように洋平に対して罪を償おうと尻羽岬にやってきたかも知れないのだ。なぜかその時の光景を思い浮かべながら倉田洋平は段段とスイスに行く予定をやめ、此れから力強く生きていこうかとも考え始めていた。そのとき宮沢奈津子から連絡があった。
つづく


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2017/08/29 15:55:58 ブログカテゴリ 日記 | 書庫 全般
都の日暮れ 503
野中はその間静かに聞いていた。洋平は言った。これからの話しは私の全くの推測だが、宮沢智恵子が私との札幌市時計台前での会う約束を控えて釧路尻羽岬に独りで行ったとはとても考えられないのだ。そこで、宮沢智恵子は奈津子を誘った。もう一人女性がいたと思うがよくわからない。宮沢智恵子は私、倉田洋平を三人でこの尻羽岬に誘い海岸の岩場に突き落とす計画だった。その時の下見と、どのようにして私を釧路尻羽岬に呼び寄せるかの計画を練っていた。いやあ、羽田空港であの花林育子と出会った。驚いた。花林育子とは札幌駅で別れたが小樽に行くと言った。いや、小樽でなくここ釧路に向かったと思う。しかしだ、野中、尻羽岬で何があったかだ。宮沢智恵子は奈津子らに岩場に突き落とされた。あるいは、花林育子かも知れぬ。宮沢智恵子は私を消さなければずっと逃避行をしなければならないと馬鹿げた事を考えていたのだろうと言って深いため息をついた。
つづく


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2017/08/28 16:12:07 ブログカテゴリ 日記 | 書庫 全般
都の日暮れ 502
倉田洋平は宮沢奈津子に私達はこれから今後の事を話し合うため病院を出ます。智恵子さんが病棟に移されたらすぐ知らせて下さいと言った。そして洋平は野中と釧路市内にあった小料理店の釧路梅の露に行った。ビールを頼み料理は海鳴り定食にした。野中、北海道まですまなかったなあ。突然、ああいう事になってなあと野中に言った。野中は洋平、詳しく話してくれと言った。洋平は札幌市に着き札幌市時計台前で正午に待った。その前に宮沢奈津子が札幌に来ていることを電話でしらされていた。大分待ったが智恵子は現れなかった。近くの札幌花咲プリンスホテルに宿泊した。夕方、いきなり釧路警察署から電話があり智恵子の所持品の中に私と札幌市時計台前で会うとのメモがあったそうだ。釧路尻羽岬の岩場に全身血まみれの女性が釣りに来ていた人達に発見され救急車で釧路聖赤十字病院に運ばれたと言った。その時釧路警察署はどうも私を疑っているようだった。
つづく


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2017/08/27 17:27:03 ブログカテゴリ 日記 | 書庫 全般
今年の夏も過ぎて行く。夏の終わり。二度と再びこぬ今年の夏の終わり。
負けたその日から。私は遠い日に父からよく言われた。負けたその日から。試験、スポーツ、人生すべて
勝ち、負けはつきものである。
勝者が有れば敗者が有る。
負けたその日からいつか勝つその日まで頑張ろう。頑張ろう。それが人生というものかも知れないと、
夏の終わりに思うのである。


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2017/08/27 15:59:26 ブログカテゴリ 日記 | 書庫 全般
都の日暮れ 501
家族待ち合い室で暫く過ごしていたが何事もなかった。洋平は総合受付に行き、ICUで治療を受けている宮沢智恵子の知り合いのものだがと言った。先程病状説明があり一般病棟へ今日辺りに移れるかも知れないと言われた。そこで、是非とも入院室は個室をお願いしたいと言った。受付ではわからないので入院関係の担当者に伝えておきますと言われた。待ち合い室に戻ったが奈津子の姿は見当たらなかった。暫くして野中から釧路駅に着いたと連絡があった。野中か、釧路聖赤十字病院の三階の家族待ち合い室にいる。すぐ来てくれと言った。洋平は、予定では札幌市時計台の前で宮沢智恵子に会い、これまでの詳しい経緯を聞いてから東京経由で那覇に帰るつもりだった。そして、兄の洋八の帰国を待ち、倉田総合産業の常務にした上で母親から資金を受けとり洋八に渡し、洋平はアルプスの国スイスに行くつもりでいた。そして、アルプスの美しい夕日を見ながらと、此処まで考えを確認していた時、洋平、遅くなった。と野中が紺の背広を着て入ってきた。洋平ははっと振り返った。野
中、すまなかったなあ、迷惑かけたなあと言った。全く、洋平、大変なことになったなあと言った。暫くして宮沢奈津子が来た。野中さん、本当に申し訳なく思いますと奈津子は恐縮していた。
つづく


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