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2017/04/08 13:45:26 ブログカテゴリ 日記 | 書庫 全般
都の日暮れ 360
宮沢智恵子は富山市に向かう特急の中で自分の命の恩人の為に、財閥の息子をある程度不幸にしつつあることを考えざるを得なかった。私の所在確認をして倉田洋平は私に何を要求するのであろうかと思っていた。確かに結婚を迫るのは致しない事であったが、自分は金でなんでも思うとおり出来ると考えるのは間違いだと云うことを悟らせたかったのもまた事実であった。と智恵子は思っていた。沖縄では野中が部下の二人から報告を聞いていた。宮城県気仙沼漁港で宮沢智恵子を知っていそうな遠洋マグロ漁船の乗り組み員について調べたが全く収穫はなかった。また新都銀行を当たらせた部下は宮沢智恵子は一身上の都合により退職届を出していた。それから結納の事を知る人物は誰もいなかった。ただ、紛れもなく三月十日に東京羽田空港までの予約は成されていた。それから、退職金やその他の事については出来るだけ妹宮沢奈津子の口座を利用して欲しいとの要望があった。その理由は母親の介護を妹が見ているからだと云うことだったと報告した。従って宮沢智恵子が今何処にいるか
は銀行としては何も知らないと云うことだったようだ。
つづく


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